最寄りの輸入フードショップにて


最近、自宅でカレーを作ったことをきっかけに、近所の輸入フードショップに出向いたときのこと。
そもそも我が家のカレーは、仕上げにココナッツミルクを溶かし入れてシメるのが常だった。
ところがどっこい。
先日に限ってこのココナッツミルクを切らしていたことをつい忘れていて、おーっと最後になってココナッツミルクがないぞ、さあどこなら売っていそうか?ということになったのだ。
因みにこれまでストックしておいたココナッツミルクは、ひとつお隣の街中にある、ちょっと大きめのスーパーで入手したものだった。

カレーを作ったその日。
ココナッツミルク切れに気づいたときにはもう夜だったから、あそこのスーパーに行けば確実にあるだろうけど、そのためには時間的なロスを覚悟しなければならない。
ひと通り買い物を済ませてからココナッツミルクだけをうっかり忘れていたことに気づいた。
さすがに夜になってから時間をかけてあそこのスーパーまで行く気はなかったため、近所でココナッツミルクがありそうなスーパーやお店を当たることに。
別にココナッツミルクがなくてもカレーはできるし、ごはんにかけて普通に食べられるんだけど、最後の仕上げをココナッツミルク仕立てにする味が定着し、慣れてしまってからはやっぱりアレがないとどうもイマイチ食べた気がしないのだ笑。

まずは一番近くのコープあたりから巡ってみた。
あるかなぁー?とあまり期待しないでエスニック料理の材料のコーナーに行ってみると、惜しいことにココナッツミルクの液体バージョンしかなかった。
求めているのは粉のココナッツミルク。パウダーが欲しいのだ。

次に、すぐ近くの輸入料理の調味料関係を取り扱っているらしい、アジア系のお店。
でもこれまでに行ったことがないそのお店が何時までやっているかは不明なので、行き当たりばったり勝負ということになる。
近くまで行ってみると、そのお店がある通りからお店の方を眺めると明かりが灯っておらず、営業してる感じがしなかったので今日この時間はやってないんだなとパスした。

その次は駅前のもう一つの輸入フードショップを当たってみた。
あそこなら大抵、いつも通りかかるときに「やってる感」があるから期待できそうだ。
お店があるのは知っていたけど、入るのは初めてだったのでちょっと新鮮。それにこういうエキゾチックなお店って私はそれなりに好きだった。

ほのかな期待を胸に初めてそこの輸入ショップに入るやいなや、入り口付近にズラリと並ぶはさっそくココナッツミルクの缶。
さっすが輸入屋さん!だけどすべてはコープで見たそれのような、液体タイプのココナッツミルク。
ということで店内の奥の方まで入り込み、ココナッツミルクのパウダーを探し回った。
お店の人がいたから訊けばそれなりに答えてはくれるんだろうなとは思いつつも、初めて来たワクワク感も手伝って敢えて自力で店内を探した。
それでも分からなかったらそのときはお店の人に尋ねよう、と。

こういうお店特有の海外の匂いが濃密に立ち込める店内を感心して眺めながらお店の奥の方へ足を進めると、念願のココナッツミルクパウダーは見つかった。
おおー!ちゃんとあるじゃーん!しかもいつも買っている大きなスーパーにあるものと同じものだったため、値段もほとんど同等の値段で買えてよかった。
こういう輸入モノのお店のことだから、ココナッツミルクがあっても値段が多少高いことを腹括って来ただけに、このノーマルなお値段は嬉しい。
使い慣れているものをこんな近場でこの価格で手に入るなら今度からここで買うことだってできると思うと、それもまた嬉しかった。

家族に思わず「あったよー!」と言いながら帰宅後、カレーの仕上げに買いたてのココナッツミルクを溶かして入れると、やっぱりひと味違ういつもの味に。
あのお店に行ってよかったと思った。